【ウマ娘】シリウスシンボリの評価!2400mで強い凱旋門賞特攻?

7月21日のガチャ更新で「☆3【Féroce】シリウスシンボリ」が新たに実装されました。

シリウスシンボリは初期からいるキャラの一人でなかなか育成キャラとして実装されませんでしたが、今回2周年ハフバ前に待望の実装となりました。

このページではシリウスシンボリの史実紹介と性能解説を簡単にまとめています。

シリウスシンボリ史実紹介

父:モガミ
母:スイートプソム
母父:パーソロン
生涯成績:26戦4勝(中央12戦4勝)
獲得賞金:1億4310万(中央)
主なG1勝ち鞍:日本ダービー

同期にミホシンザン等がいる85世代

三冠馬シンボリルドルフの1つ下の85世代の1頭。同期には三冠馬シンザンの最高傑作として有名な二冠馬ミホシンザン等がいますが、ダービー前にミホシンザンが骨折したことやその後シリウスが海外に長期遠征したこともあって直接対決は一度も実現しませんでした。

他には天皇賞秋を勝ったサクラユタカオーやマイルを2回走るで有名なクシロキング(天皇賞春)等がいますが、やはり直接対決する機会はありませんでした。

シリウスシンボリ転厩騒動

3歳時は4戦2勝という成績で終えますが、敗れた2戦が斜行による失格と出遅れから追い込むも届かず2着という騎乗ミスと言われるような内容だったこともあり馬主の和田オーナーが騎手の交代を要求。

馬主が騎手の交代を要求すること自体は特に珍しいことではありませんが、この時はシリウスを管理していた二本柳調教師が不満があるなら余所の厩舎に行ってくれとその要求に反発。それに激怒した馬主側は本当にシリウスを別の厩舎に転厩させるという手段に打って出ます。しかしこれには厩務員組合がシリウスの世話を続けた厩務員に対しても酷薄な仕打ちだと反発し、さらに調教師会まで仲介に乗り出す事態に発展。折衝の末にシリウスは元の二本柳厩舎に戻り、騎手に関しても両者の案を取り入れた妥協案で合意します。

しかしこの影響で皐月賞に出走することは叶わず(脚部不安説もあり)、出走予定だったNHK杯も回避してぶっつけで日本ダービーに臨むことになります。

そしてこの騒動は「シンボリ軍団」そのものにも大きなダメージとなり(美浦関係者の心証が著しく悪化)、ルドルフやシリウスの引退後長い低迷期に突入することになってしまいます。

日本ダービー優勝

日本ダービーには若葉賞から直行する形になりますが、皐月賞を5馬身差で圧勝したミホシンザンが骨折で回避したこともあり単勝1番人気に支持されます。

当時のダービーは今より出走頭数が多くこの年も26頭が出走していましたが、鞍上の加藤騎手はダービーでは冷静な騎乗でシリウスを勝利に導き、前述の騒動を振り払う形で悲願のダービージョッキーの栄誉を手にしました。

しかし馬主は風邪を理由に競馬場に姿を見せることはなくレース後のコメントも辛辣なものでした。

長期の海外遠征

日本ダービー勝利後は菊花賞は目指さず、同馬主で1歳年上の三冠馬シンボリルドルフに帯同する形で海外に遠征することが発表されます。

しかしシンボリルドルフは脚部不安の為に遠征を中止することになり、シリウス単独で遠征することになります。

遠征といえば海外で1~2戦して帰国する形が多いですが、シリウスのそれは2年に渡る長期のもので遠征というより前述の騒動で日本に居づらくなってしまったシリウスの海外転厩と言ってもいいような形でした(この遠征は所属厩舎である二本柳厩舎のスタッフを一切伴わない形で行われる)

シリウスは2年に渡る海外遠征で14レースに出走し一度も勝利することはできませんでしたが、重賞やG1レースで堅実な走りを見せており(掲示板には安定して入っていた)、当時の日本と海外のレベル差を考えれば健闘といっていい成績でした。

5歳時(現4歳)には先日新シナリオでの実装?が発表された凱旋門賞にも出走しますが、この年はダンシングブレーヴを筆頭にベーリング・シャーラスタニ・トリプティク等史上最強と呼ばれる豪華メンバーが集まり14着に敗れています。

他馬を蹴って競走除外に追い込む

6歳時のガネー賞で7着に敗れたのを最後に日本に帰国したシリウスは秋の毎日王冠で復帰。しかしそこで8着に敗れると次走の天皇賞秋もニッポーテイオーの9着に惨敗。

翌年も現役を続行したシリウスは毎日王冠のレース前に暴れて出走馬のレジェンドテイオーやダイナアクトレスを蹴り前者を競走除外に追い込む事件を起こしレース後に厩務員同士が喧嘩するという事態に発展。レース自体は中央入り後連勝中だったオグリキャップの2着に好走します。

タマモクロスとオグリキャップによる世紀の芦毛対決として話題になった天皇賞秋にも出走しますが7着に敗れ、これが現役最後のレースとなりました(レース後に骨折が判明して引退)。

シンボリルドルフとの関係

ウマ娘では会長ことルドルフにいつも突っかかっているイメージが強いシリウス。

シリウスとルドルフはいずれもシンボリ牧場に大きな期待をかけられており、実力がある2頭のみが入れる特別な馬房で暮らしていたと言われています。

・ルドルフと併せ馬をした相手は皆潰れるが、シリウスだけは何回やっても折れずに食らいついていた
・両者を近づけると激しい気迫を見せお互いけん制しあっていた
・自分からルドルフには近づかず、ルドルフのほうもシリウスとは相性が悪かった

などの証言があり、基本的に仲は悪く慣れあったりはしないがトレーニングを一緒にするぐらいはできる関係だったのではないかと想像できます。

シリウスがルドルフに怯えていたという話もありますが、これはシリウスの全弟(シンボリレーブ)がルドルフに怯えていたという話がシリウス自身が怯えていたという話に変わっていったものではないかと思われます。

シリウスシンボリの性能

シリウスシンボリ評価

成長率:▲
適性:▲
汎用性:×
固有:◎(継承○)※2400m以外だと×
スキル:○
チャンミ:▲
LOH:○~▲
育成難易度:やや高
適性:中距離先行
目標:ジュニア1戦・クラシック4戦・シニア4戦 ※合宿被り無し
初期評価:
短評:2400m特攻の自前加速持ち
※☆>◎>○>>▲>△>×の順(☆と×は滅多につけないので実質5段階評価)
※実装直後は評価を修正する場合あり
※目標レースにメイクデビューは含めていません

適性と成長率

成長率はパワー10%に賢さ20%。賢さ1枚でも1200まで上げやすいのは強みですが、スピード成長率がないのは(サポカが揃っていないと)ちょっときつい。

適性もそこそこ幅広いかつAは少ないので因子は狙い易いタイプ(マイルBのまま因子周回するのは面倒ですが)。

目標レースは普通の中長距離キャラと同じような形。史実では出走していない皐月賞や菊花賞も目標レースに含まれています。

サポカ編成はスピ1~3+スタ0~1+根性1~2+賢さ1+友人グルサポ0~1(グラマスは三女神固定)が基本形になりそうです。

固有スキル(セイリオス)は2400m特攻の加速

順位条件はチャンミ基準で3位~5位LOHは4位~7位発動場所は残り800m地点固定。2400mかつ3番人気以内だとすごく族に強化されます。

発動場所が800m地点固定なのでその時点で順位条件を満たしていない場合はその後順位条件を満たしても固有は発動しません。

チャンミだとある程度ステを仕上げないと3番人気以内という条件を満たせないケースも出てきそうです。

距離別の固有発動位置

残り800m地点というのがまさに2400mの時の終盤開始地点なので、2400mのレースではドンピシャ加速となります。

2200mや2500mでも有効発動はしますが、2400m以外だと効果量がすごくからわずかに下がるので事実上の2400m特攻キャラといっていいでしょう。

凱旋門賞(ロンシャン)でドンピシャ発動

凱旋門賞が行われるロンシャン芝2400mは終盤開始地点がフォルスストレート(偽りの直線)に入るあたりであることや、そのフォルスストレート(以下FS)の扱いがはっきりしないのでどういった加速スキルが有効もしくは無効になるかまだはっきり分かりません。

しかしシリウス固有(セイリオス)は条件が残り距離のみでコーナーや直線云々の条件は一切書かれていないので、ロンシャンの終盤開始位置やFSの扱い等一切関係なく順位条件さえ満たせば確実に最速発動すると思われます。

条件を満たせば継承版も加速3000

2400mかつ3番人気以内であれば継承版でも加速3000残ります。これは継承アンスキや継承彼方以上の効果量なので先行以下には必須級と言えます。

ただしそれ以外の条件だと本体でも加速2000、継承版だと700まで弱体化するので継承版も2400m限定と考えてよさそうです。

セイリオス
本体:持続4秒・加速2000(2400mかつ3番人気以内場合加速5000

継承:持続2.4秒・加速700(2400mかつ3番人気以内の場合加速3000

シリウスシンボリのスキル関連

中距離向けのスキルを取得可能

初期スキル
テンポアップ(▲)
ありったけ(▲)
自信家(▲)

イベント
静かな呼吸(▲)

覚醒金スキルは決死の覚悟とキラーチューン

覚醒Lv2:垂れウマ回避(◎)
覚醒Lv3:決死の覚悟(○)⇒揺るがぬアスター(○)
覚醒Lv4:中距離コーナー○(◎)
覚醒Lv5:キラーチューン(○)⇒一等星のアラベスク(○)

決死の覚悟を進化させると速度4500に強化

最後の直線(川崎記念除く)で発動する3秒族の速度スキル。順位条件はチャンミ基準で2~5位LOHは2~7位

好位置表記なので先頭だと発動しませんが、白キタサン環境の中距離であればそこまで気にしなくてもいいでしょう。

進化させると速度4500まで上昇し一般的なすごく族と同じ効果量となります。

進化条件1
日本ダービー勝利or中距離スキル2個以上所持

進化条件2
パワー800以上

キラーチューンを進化させると効果量がすごくに強化

最終直線で発動する逃げ用の終盤速度スキル。順位条件はチャンミ基準で1~5位LOHは1~6位

差しだと発動しない可能性もあるので基本的には先行で運用したいところ。

進化条件1
育成イベ「シリウス先輩がすごい理由」で後輩を上手く納得させるor速度スキル3個以上所持

進化条件2
賢さ800以上

垂れウマ回避:持続3秒・加速2000
決死の覚悟:持続3秒・速度3500→4500
中距離コーナー○:持続3秒・速度2500(◎)/1500(○)
キラーチューン:持続2.4秒・速度3500→4500

まとめ(シリウスシンボリを引くべきか?)

ダービーと凱旋門賞特攻
2400mに限定すれば継承でも使える
汎用性は低い
中距離は白キタサンが強い激戦区
推しでなければスルー

あからさまな2400m特攻キャラ。特に加速不足になる恐れがありそうな凱旋門賞(ロンシャン)との相性が良さそうです(凱旋門賞で凶悪になる可能性を考えて初期評価をにしています)。

ただし2400mは国内に限ればG1は東京コースのみ。東京芝2400mは年1回はチャンミかLOHで使われる可能性が非常に高いコースではありますが、それ以外ではほぼ使えないので汎用性は低い。

凱旋門賞を重視するなら確保しておきたいキャラではありますが、汎用性は明らかに低いので無微課金は推しでなければスルーでいいと思います。