【ウマ娘】サクラローレルの評価!新作漫画スターブロッサムも連載開始

サクラローレルガチャ更新

4月10日のガチャ更新で「☆3【Saisir le rêve】サクラローレル」が新たに実装されました。

サクラローレル主役の新作漫画「ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム」の連載も始まっており、「少年ジャンプ+」「となりのヤングジャンプ」「ヤンジャン!」の3媒体で掲載されています。

多分連載開始のタイミングに合わせてガチャ実装したものと思われます。

このページではサクラローレルの史実紹介と性能解説を簡単にまとめています。

スターブロッサム連載開始を記念?していつもより史実紹介がかなり長文になっているので、ウマ娘としての性能だけ見たいと言う方はこちらまで飛ばしてくださいm(_ _”m)

サクラローレル史実紹介

父:レインボウクエスト
母:ローラローラ
母父:サンシリアン
生涯成績:22戦9勝
獲得賞金:6億2699万1000円
主な勝ち鞍:天皇賞(春)、有馬記念等

クラシックを目指す

サクラローレルはナリタブライアンやヒシアマゾンと同期の94世代の1頭。

成長が遅く脚元や体質も弱かったことから3歳(ウマ娘的にはジュニア級)でデビューすることができず、年が明けた4歳の1月にようやくデビュー。しかし初戦は1番人気を裏切って9着に惨敗し、折り返しの新馬戦も3着。この後脚元の弱さを考慮してダートに転向すると初勝利を挙げ3月には500万条件(現1勝クラス)で2勝目をマーク。

ダービーを目指して出走したトライアルの青葉賞はエアダブリンに敗れるも3着に入り優先出走権を確保。しかしこの後球節炎を発症したためダービーへの出走を断念して休養。この年のダービーはナリタブライアンが5馬身差で圧勝してその後三冠も達成します。

秋は菊花賞を目指しますが復帰戦の佐渡Sで敗れると続く菊花賞トライアルのセントライト記念は8着に惨敗。ラストチャンスとして出走した自己条件のレースも穴馬バースルートの大逃げを前に仕掛けが遅れて2着に敗れ、結局クラシック戦線でナリタブライアンと相まみえることはできませんでした。

飛躍と挫折

クラシックへの出走が叶わなかったローレルは900万の比良山特別で3勝目を挙げると続く1500万の冬至ステークスも連勝してオープン入り。年明けの金杯(東)で重賞初制覇を挙げると、ナリタブライアンとの初対決を目指して天皇賞春を目標に調整が進められることに。しかし目黒記念で2着に敗れた後調教中に骨折。この骨折は競走能力喪失に近く最悪命の危険すらあると言われた重傷でしたが、なんとか命を取り留めることに成功し厩舎の懸命な努力もあって再び競走馬として復帰することに成功。

1年1か月ぶりの復帰戦となった中山記念は9番人気の低評価でしたが、前年の皐月賞馬ジェニュインを差し切り重賞2勝目。1年を超える384日の間隔が空いての重賞制覇はスズパレード(中461日)に次いで当時の歴代2位でした(G1に関してはトウカイテイオーが勝った有馬記念の363日が最長)。

ナリタブライアンとの最初で最後の対決

天皇賞春でついに同期の三冠馬ナリタブライアンとこの後ライバルとなる1つ年下の菊花賞馬マヤノトップガンと初対決。人気は阪神大賞典で歴史的なマッチレースを演じたブライアンとトップガンが1・2番人気でローレルはそこから大きく離れた3番人気。

しかしブライアンは前走の阪神大賞典こそ制したものの、右股関節炎発症後はそれ以前のような圧倒的な走りを見せることができなくなっており、阪神大賞典に関しても後に全盛期であればそもそもマッチレースにならずに楽勝していたという意見も。

レースでは中団の内に控えると、トップガンを捕まえて早めに先頭に立ったブライアンを外から並ぶ間もなく差し切って優勝。クラシックの時には挑むことすら叶わない遠い目標であったナリタブライアンを倒して悲願のG1初制覇を成し遂げました。

ブライアンはこの後1200mのG1として生まれ変わった高松宮杯に出走して4着に敗れた後屈腱炎を発症して引退に追い込まれるので、この天皇賞春がローレルとブライアンの最初で最後の対決ということになりました。

マヤノトップガン・マーベラスサンデーと三強形成

宝塚記念を回避しオールカマーで復帰するとマヤノトップガンとの再戦を制して重賞3連勝。天皇賞秋ではこの後3度対戦することになり、翌年の天皇賞春でトップガンと並んで3強を形成することになるマーベラスサンデーと初対決。このレースはスムーズさを欠いたことで3着に敗れますが、ジャパンCを回避して臨んだ有馬記念はマーベラスを差し切ってG12勝目を挙げてこの年の年度代表馬に選ばれました。

翌年も現役を続行したローレルは天皇賞春で再びマヤノトップガン・マーベラスサンデーとの3強対決となり、このレースは昨年までは前にいく競馬が多かったトップガンが前走の阪神大賞典同様に後方に控えると、直線マーベラスとの叩き合いを制したローレルを外から一気に差し切り当時の世界レコードを2秒7も更新する衝撃の内容でリベンジを許す結果に。

悲運の名馬サクラローレル

その後は悲願の凱旋門賞制覇を目指して渡仏し前哨戦のフォワ賞に出走。しかし直線でズルズルと後退して8着に惨敗し翌日の精密検査で右前脚屈腱不全断裂が判明。現地で薬殺の危機に陥るも関係者の努力でなんとか阻止してそのまま引退となりました。

同期の三冠馬ナリタブライアンとは体質の弱さ等もあって結局クラシック路線で一度も対決することは叶わず、天皇賞春で初めて対決した時にはすでにブライアンが故障の影響で全盛期を過ぎてしまったといえる状態だったので、全盛期のブライアンとの対決は実現しませんでした。

また漫画「スターブロッサム」でも最終的な目標となっている凱旋門賞に関しても、前哨戦のフォワ賞で故障して結局出走が叶わず引退という謂わばバッドエンドのような形で現役生活が終わってしまうなど、とにかく挫折と悲劇の多い名馬だったと思います。

サクラローレルの性能

サクラローレル評価

サクラローレル
成長率:△
適性:○
固有:◎(継承○)※長距離のみ
スキル:◎
汎用性:△
育成難易度:高
適性:長距離差し
目標:ジュニア0戦・クラシック0戦・シニア5戦 ※合宿被り無し
※クラシック1月前半までにファン3000人、クラシック4月後半・11月後半までに重賞3着以内に1回ずつ入る必要あり
総合評価:○ ※育成難易度や汎用性を考慮せず長距離適性だけで見れば◎

※☆>◎>○>▲>△>×の順(☆と×は滅多につけないので実質4段階評価)
※実装直後は評価を修正する場合あり
※目標レースにメイクデビューは含めていません

適性と成長率

スタミナ成長率20%はやや過剰感もありますが、シンボリクリスエス(スタミナ)1枚でスタミナを盛ると想定するならそこまで悪くはないか。

サポカ編成はスピ2~3+スタ1+賢さ1~2+三女神あたりが基本で賢さを1枚にする場合は賢さ因子を入れる形になりそうです。

強いスピードサポカを持っていないとスピ成長率ゼロがかなりきつく感じるのではないかと思います。

ダートが初期Eなので因子でAにすることも可能後述する固有スキルや進化スキル的にダートチャンミで使うことはほぼなさそうですが、因子周回でダートG1に出て相性ボーナスを稼ぐこともできそうです。

固有スキル(花開き、世界)は長距離ですごく回復追加

長距離以外だとただの平凡な速度スキルですが、長距離だと時間が延びてさらにすごく回復が追加されるのが大きな売り。順位条件はチャンミ基準で3~7位発動場所が距離50~51%地点に限定されているので、その地点で順位条件を満たせていないと不発します。

逃げ先行皆無でハナにいく展開になったり、位置取り争いに負けて8位以下だと不発するので安定回復と呼ぶには少し心許ない面も。

長距離差しは無我夢中必須で自前で持っていない場合そこにスタミナ1枠取られてしまうので、自前で効果量の大きい回復を持っている点は優秀と言えます(逆に回復がなかったら極めて使いにくかった)。

継承でも速度500・回復350(長距離)が残るので回復として使える

継承版でもヒーラーグラス固有(ゲインヒールスペリアー)と同じ回復350が残るので継承親としても使えます。差しは後述の一部追込と違って相性値の高いウマが多いのでゲインヒールより優先度上。

ただ8~9位だと発動しない為、特に追込は編成や相手次第で不発するリスクもあるのでその点は注意が必要(自分で弱い追込デバフウマを2人出せばそれが8~9位になるのでそのリスクはほぼなくなります)。

ナリタタイシン(12)やミスターシービー(10)といった長距離の追込との相性値はかなり低いので、それらの追込は従来通りゲインヒール優先でいいのではないかと思います(ヒーラーグラスとの相性も16なので大して高くはありませんが;;)。

花開き、世界:持続5秒・速度2500(長距離持続6秒・回復750追加)

差し向けのスキルが充実

クラシックでナリタブライアンに勝つとスキル取得可能

初期スキル
フルスロットル(△)
大急ぎ(○)

大急ぎは後述する新金スキル一気呵成の下位版。ローレル本体以外でも差しなら下位版を積む価値あり。

イベント
外差し準備(△)
位置取り押し上げ(▲)
垂れウマ回避(◎)
春ウマ娘○(◎)

隠しイベント
差しコーナー○(◎)
内弁慶(○)
ロックオン(○)
がむしゃら(▲)
静かな呼吸(▲)

目標レースではないので出なくても問題ありませんが、三冠路線に出走するとナリタブライアンと対決することができ勝利するとスキルが貰える模様。

ただしこのナリタブライアンは全盛期の演出なのか非常に強く設定されており、高ステや距離Sに加えて乗り換え上手や猛追といった強スキルまで持っているので勝つのがかなり難しくなっているようです。

追記
がむしゃらについては加速量だけ半減してスタミナ減のデメリット部分がそのままなのが気に入らないので、無我夢中は必須級と評価していますが下位版だけに限れば個人的にあまり高く評価していません。

覚醒金スキルは勇往邁進と一気呵成

覚醒Lv2:尻尾上がり(◎)
覚醒Lv3:勇往邁進(▲)⇒桜前線進行中!(◎)
覚醒Lv4:食らいつき(○)
覚醒Lv5:一気呵成(◎)⇒一花咲かせましょう(◎)

勇往邁進は進化させるとスタミナ減のデメリット消去

桜前線進行中!

勇往邁進は強いがスタミナ減のデメリットがきつく入手手段の問題(SSRイクノディクタス)もあったのでこれまで脚光を浴びることがあまりありませんでした。

金スキル時点ではスタミナ減のデメリットがあるので長距離だと入れにくいですが、進化させると一番のネックだったスタミナ減の部分が消えてデメリット無しの速度4500の中盤速度スキルになるので非常に強いスキルとなります。

進化条件1
天皇賞春勝利orスタミナを600以上にする

進化条件2
差しのスキルを2個以上所持

一気呵成は最近増えてきた現在速度アップスキル

一花咲かせましょう!

現在速度アップは普通の速度アップと違って加速中に出ても無駄にならず実質的な加速としても機能するので非常に強力。進化させると現在速度が4500まで強化されます(シービーと同じ数値)。

順位条件がない点も優秀で無我夢中不発のケアもある程度することもできそうです。

ただし最速スパートでないと出ないようなので、スタミナデバフ次第では不発させられる可能性あり。発動タイミングや相手のスタミナ次第なので確実ではないものの、先日の記事に載せたスタミナデバフ入り編成が対ローレルのメタとしてある程度機能するかもしれません。

進化条件1
育成イベント「その体には努力が宿っている」を発生or速度スキルを3個以上所持

進化条件2
スピードを800以上にする

進化条件3
長距離用スキルを2個以上所持

尻尾上がり:持続3秒・速度1500
勇往邁進:持続2.4秒・速度4500・持久力-200→持久力消費ゼロ
食らいつき:持続2.4秒・速度1500
一気呵成:持続3秒・現在速度3500→4500

まとめ(サクラローレルを引くべきか?)

長距離差しのエース級になれるポテンシャルあり
継承用としても使える
長距離限定なので汎用性は高くない
グラマスシナリオとの相性はやや微妙で育成難易度は高め
三女神とスタミナクリスエス両方未所持だと現状厳しい
推しでなければスルー

自前で長距離差し必須加速の無我夢中を持っていないので、育成する場合は三女神サポカかクリスエスの最低どちらか片方は自前で持っている必要があります。仮に両方とも未所持だとグラマス環境の間は無我夢中と三女神の二者択一を迫られどちらを切っても厳しい育成になるのでスルー推奨。

追記
サクラローレルに関しては無我夢中無しでの育成も考察されているようです。

ジュニア期とクラシック期に目標レースが一切ないので欠片もやや貯めにくく、シニア後半に目標が集中している点も含めてグラマスシナリオとの相性は微妙。

サポカのハードルの高さや育成難易度等欠点の部分も目立ちますが、仕上げられれば長距離差しのエース級になれるポテンシャルはあるので史実で勝利した天皇賞春チャンミでも活躍が期待できそうです(時間はあまりありませんがw)。成長率も含めた育成難易度や汎用性を考慮して総合評価は○としましたが、長距離に限れば◎クラスの性能はあると思います。

個人的にはできれば引きたいんですけど、三女神とクリスエス両方未所持だと引いても悲しい想いをすることになりそうなので今回は泣く泣くスルーします。