凱旋門賞チャンミことチャンミクラシック(ロンシャン芝2400m雨重)の開催が迫ってきました。
今回はルムマの脚質分布と個人的な最新Tier表とオススメ脚質編成を考察していきたいと思います。
凱旋門賞チャンミルムマの脚質分布と考察
差しが強く逃げは少ない
今回は差しが強く逆に逃げはいつもよりかなり少な目。追込も結構勝っていました。
先行は出走数の割に勝利は少なく今回は前脚質がかなり不利となっています。
脚質評価:差し>=追込>>先行=逃げ
先行1+後ろ2編成の人が全体の3分の1強を占めており、後ろ3で固めている人も4分の1程いました。
逃げゼロの人が多いので半分以上のレースが逃げ不在の状況になっていました。
逃げが少ないので必然的に幸運先行が多くなりますがハナを切った先行が勝ち切るケースは少なかったです。
中盤力を高めセイリオスや王手を出すのが基本勝ち筋
中盤力の高いネオユニヴァースやミスターシービーが強力
後方脚質の基本的な勝ち筋は中盤力を盛って終盤開始地点で5番手以内にまで上がってセイリオス(3~5位)と王手or迫る影で加速する形。
今回ネオユニヴァースやミスターシービーが強いのは固有や進化スキルで中盤が強くこれらのスキルを出しやすいことが大きいです(上のSSだと相手のネオユニが早々に先頭に立っています)。
3番人気以内に入らないと大幅に弱体化
ただセイリオスは3番人気以内であれば継承でも加速3000ありますが、4番人気以下だと加速が一気に700相当まで大幅に弱体化してしまうのでステータスが高くない場合はセイリオスが微妙スキルとなります。
このくらいステが盛れた個体であればルムマでも大体3番人気以内に入れていました。逆に言うとステに欠損があったり(人気が下がりやすい)UF後半やぎりぎりUEといった個体だと人気条件の面で不安が残ります(本番はルムマよりは人気上位取りやすいとは思いますが)。
凱旋門賞チャンミのお勧め脚質編成
逃げ3編成(ロンシャンで逃げはきついので自信のある上級者向け)
利点:逃げ3でバ群を伸ばし逃亡者(押し切り準備)がハマると強力
課題:ロンシャン芝2400mは逃げに非常に厳しいコースで初心者には非推奨
逃げ3でバ群を伸ばしてそのリードを生かして逃げ切る形。ルムマで逃げ3出してた人の多くは大逃げ1逃げ2の形でした。
割合的にはかなり少ないですが、逃げ不利のロンシャンであえて逃げを出すあたりしっかり仕上がっている個体が多く逃亡者がハマった時は捕まえるのが大変で何度か逃げ切られることもありました。
逃げは元々上級者向けの脚質ですが今回はいつも以上に勝たせるハードルが高いので相当に自信のある人向けだと思います。
逃げ2先行1編成(セイリオス型の先行)
利点:前脚質で固めることで相手が6番手以内に入れる確率を下げる
課題:逃げ3よりバ群を伸ばしにくく勝率的には微妙感
今回の後ろ脚質の主な勝ち筋が6番手以内(できればセイリオスの5番手以内)に入って王手等で加速することですが、相手に前脚質が多いとその分6(5)番手以内に入るのが難しくなります。
セイリオス型の先行(シリウスシンボリ等)は自分で逃げを出さないとセイリオスの発動がまったく安定しないのでそれを出すという意味合いも含みます。
先行1後方2編成(先行アンスキもあり)
利点:バランスのいい編成で相手次第で幸運先行の恩恵も受けられる
課題:力がないと先行は勝てず後方も順位条件満たせず終わることも
逃げが少ない環境なので幸運先行も狙いつつ中盤力の高い後方脚質で差し切りを狙う形。上の逃げ入り編成と違ってこちらは先行にアンスキを積むのもアリだと思います。
ただ幸運先行であっても勝ち切るのはなかなか難しく(差し追込の追い比べでよくやられる)、自分で先行を1人出している分後方組が王手やセイリオスの順位条件を満たすのも少し難しくなります。
後方3編成(凱旋門だと普通にアリな作戦)
利点:相手を1人抜ければ最低でも6番手以内の加速条件を1人は満たせる
課題:ブロックや相手に幸運先行を許すリスク
王手の順位条件が1~6位でアナボが6位のみなので相手を1人抜ければ最低でも1人は加速の順位条件を満たせます。今の逃げ先行が少ない環境であれば5位以内まで上がるのも(中盤をしっかり盛っていれば)そこまで難しくありません。
自分で前脚質を出さないことで後方脚質が王手やセイリオスの順位条件を満たしやすくするのがこの編成の大きな目的です。
ただ後ろで固めている分相手に幸運先行を許してしまう可能性は上がります。上で幸運先行はあまり勝っていないと書きましたがアンスキを入れている先行がそもそも多くなかったのでそれが増えた場合厄介なことになるかもしれません。
後ろ2デバフ1編成(相手のセイリオスをアシストする形にもなるが)
利点:エースが2人いるので片方が加速不発やブロック食らっても即負けにはならない
課題:低人気濃厚のデバフを入れることで相手のセイリオスをアシストする形になる
デバフはなんだかんだでそれなりに強い上に、本育成するのが3人ではなく2人で済むというのが大きいです。
ただしデバフは基本的に下位人気濃厚なのでそういうキャラを入れることはイコール相手が3番人気以内(セイリオス条件)に入りやすくなるということも意味します。まあこれはあくまで上位人気になれる仕上がりの個体を3人作れる場合の話ではありますが。
後方1デバフ2編成(ハイリスクだが相手にいると嫌な編成)
利点:デバフ2発で格上の相手の足を強力に引っ張る
課題:エースが不発した時点で即終了のハイリスク編成
単エースはブロックを食らったり加速不発した時点で即終了するので非常にハイリスク。
安定感はまったくありませんが、相手にいると嫌な編成ではあります。
手持ちの問題で強く育成するのが厳しい場合はデバフ2で相手の足を強力に引っ張りつつ単エースの一発に全てを賭けるのもアリだと思います。
自身で8・9番手を追走するキャラを出すことで、エースが6番手以内の加速条件を満たしやすくなるというメリットも一応あります。
凱旋門賞チャンミ最新Tier表
※最終版はこちら
ネオユニヴァースとミスターシービーがTier1(SS評価)
ネオユニヴァース(差し):中盤固有(速度)、終盤すごく速度、現在速度(スキル13回)
ネオユニヴァースは前回のリッキーのような1強という程ではありませんがTier1には確実に入るレベルの性能。中盤スキルを盛って中盤にルミネセンスを出す型が特に強力。
ミスターシービー(追込):中盤固有(速度)、3コ現在速度、終盤加速(迫る影)
普段は進化スキルの片方が腐りますが、今回は天衣無縫と迫る影が両方有効発動するので非常に好相性。ルムマはネオユニとシービーが出走数・勝利数共に他に大きな差をつけている状況。
コース特攻の騎士ダイヤに通常タマモやナリブも強力
騎士サトノダイヤモンド(差し):中盤固有(速度+加速)、終盤ランダム加速、コーナーすごく速度
ロンシャン限定で効果時間が延びる進化スキル持ちの凱旋門賞特攻キャラ。進化スキルの片方がランダム加速でやや安定感に欠けるのが欠点でルムマでもそこまで勝率が高くなかったので(ネオ・シービーに劣る)Tier1には少し足りない感。
タマモクロス(差し):後半固有(速度)、中盤すごく速度*2
中盤すごく速度を2つ持っているのが今回の舞台と相性がいいのかルムマで予想以上に走っていたので今回のダークホース的キャラだと思います。
ナリタブライアン(差追):速度固有(すごく)、直線すごく速度、終盤すごく速度
発動場所が最終コーナー以降なので終盤接続が期待できます。
Tier上位先行キャラ簡易解説
・ダンスアルダン:終盤力が高く先行組の中では最上位クラス
・トウカイテイオー:中距離先行では常に上位クラスに入れるキャラ
・シリウスシンボリ:今の環境だとセイリオス発動の為に差し改造もありか
・ヤエノムテキ:凱旋門賞は勝利への執念が有効
・テイエムオペラオー:進化スピードスターは終盤接続の確率が非常に高い
・水着タキオン:ベスト条件ではないが中距離先行枠なら今回も上位
Tier上位差し追込キャラ簡易解説
・エイシンフラッシュ:中盤はそれほどではないが終盤力が高い
・チョコフラッシュ:終盤現在速度アップ持ちで通常版同様終盤力が高い
・シンボリルドルフ:ハマると後方から飛んでくる脅威の終盤力
・スチームチケット:進化百万バリキと終盤固有+速度持ち
・黒ゴールドシップ:出遅れはマイナスだが条件は刺さっている
逃げはかなり厳しいが仕上がり次第で好走も
・サイレンススズカ:逃亡者がハマれば一発はある
・正月キタサンブラック:性能は高いが今回の舞台や環境が完全に逆風
・チョコネス:ルムマだと白キタより好走しているシーンが目立った
・チョコボン:チョコネス同様ルムマで好走することが時々あった
キャラ性能的には白キタサンが逃げの中ではナンバーワンですが、ルムマだと白キタが極端に不振(勝利しているところをまったく見かけず)で通常スズカやバレンタイン衣装の2人が時々好走しているところを見かけました(上に書いた逃げ3編成の人中心)。