【ウマ娘】ネオユニヴァースの評価!新スキルルミネセンスは強いのか?

ネオユニヴァースガチャ開催

4月19日のガチャ更新で「☆3【Universe-Naut】ネオユニヴァース」が新たに実装されました。

ネオユニヴァースは2周年ぱかライヴで実装が発表され社台解禁としてかなり話題になりましたが、今回サポカより先に育成ウマ娘として実装されることになりました。

このページではネオユニヴァースの史実紹介と性能解説を簡単にまとめています。

ネオユニヴァース史実紹介

父:サンデーサイレンス
母:ポインテッドパス
母父:クリス
生涯成績:13戦7勝
獲得賞金:6億1337万6000円
主な勝ち鞍:皐月賞、日本ダービー等

同期にゼンノロブロイ等がいる03世代

ネオユニヴァースは03世代の1頭。同期には既にウマ娘化されているゼンノロブロイをはじめサクラプレジデント・ザッツザプレンティ・リンカーン等がいて、牝馬路線には牝馬三冠を達成したスティルインラブやエアグルーヴの娘で後にドゥラメンテを輩出するアドマイヤグルーヴ等がいます。

クラシック二冠を制す

ネオユニヴァースは2002年11月の新馬戦でデビューし初勝利。2戦目は僅差の3着に敗れるも次走の白梅賞で2勝目を挙げると重賞初挑戦となったきさらぎ賞も勝利して重賞初制覇。

この勝利でネオユニヴァースは一気にクラシック戦線の有力馬となりますが、同馬の主戦であった福永騎手は前年の朝日杯FSを制していたエイシンチャンプの主戦も務めており、福永騎手がエイシンチャンプに騎乗することになったので次走のスプリングSからは当時短期免許で来日していたミルコ・デムーロ騎手を新たな鞍上として迎えることに。

デムーロ騎手との新コンビで臨んだスプリングSも快勝し、1番人気に支持された皐月賞も狭い内から抜け出してサクラプレジデントとの叩き合いを制してG1初制覇。このレースは勝った騎手が負けた騎手の頭を叩いたレースとしても有名です(笑)

続く日本ダービーは前日の大雨の影響で重馬場となってしまいますが、レースでは馬場が荒れているということで他馬が避けていた内寄りのコースを通って徐々に先団に進出して直線では先に抜け出していたゼンノロブロイを内から交わしてクラシック二冠制覇を達成します。

衝撃の宝塚記念参戦

クラシックで上位に入った馬は秋に備えるためにダービー後は休養に入るのが基本的な常道でしたが、ネオユニヴァースはなんとその年の宝塚記念への参戦が決定。3歳馬の宝塚記念挑戦自体は当時まったくなかったわけではありませんが、クラシックを制したレベルの馬がその年に宝塚記念に参戦するのは史上初(当時)のことだったのでかなりの衝撃でした。

3歳馬の宝塚記念挑戦自体はこの前年にローエングリンが3着に入っており、ウオッカとアサクサキングスのダービー1・2着馬が参戦した2007年の他にダービーレグノ(2001年)やオースミブライト(1999年)など11例程あります

この年の宝塚記念は前年の年度代表馬シンボリクリスエスをはじめ、菊花賞と春の天皇賞を制したヒシミラクル、芝ダート不問のオールラウンダーアグネスデジタル、前年の覇者ダンツフレームの他にタップダンスシチーやツルマルボーイといった実力馬が揃って史上最高とも言われる好メンバーが揃いました。宝塚記念といえばこの年とウオッカが出走した2007年が特にレース前盛り上がった記憶がありますね。

レースは出遅れて後方追走から最後の直線で追込を図るも伸び切れずに勝ったヒシミラクルの4着に敗れます。半年ぶりの実戦だったシンボリクリスエス(5着)には先着しましたが、初めて馬券の対象から外れる結果に。

三冠を逃す

宝塚記念の後休養に入ったネオユニヴァ-スは神戸新聞杯で復帰。しかしこの時は歯替わりの最中だった影響か本来の力を発揮できずゼンノロブロイ・サクラプレジデントに先着を許して3着。

今はデムーロ騎手はJRA所属になっていますが、当時は短期免許で騎乗しておりこの時点で3カ月の有効期限を使い切っていたため菊花賞の鞍上問題が発生。しかしこれはJRAが「同一馬に騎乗して同一年にJRAのGIを2勝以上した場合、その年のGIで当該馬に騎乗する場合に限り、そのGI当日のみ免許を発行する」という特例措置を発表したことで三冠がかかる菊花賞に二冠を制した時と同じデムーロ騎手が騎乗することが可能に。

ナリタブライアン以来(当時)の三冠がかかった菊花賞はスタートが切られると後方を追走し、2週目の3コーナーから早めに仕掛けたザッツザプレンティを追いかける形で進出して2番手で直線に入るも、粘るザッツザプレンティとの差を詰められず最後は後方から追い込んできたリンカーンにも交わされて3着に敗れ三冠達成を逃す結果になりました。

菊花賞後

菊花賞後はジャパンCに出走。しかし重馬場で行われたこの年のジャパンCはタップダンスシチーが大逃げから直線独走して9馬身の大差をつけて逃げ切り、ネオユニヴァースは菊花賞で敗れたザッツザプレンティやシンボリクリスエスにも先着を許して4着に敗れます。

有馬記念は回避して休養に入り翌年の大阪杯で復帰。このレースでダービー以来となる勝利を収めると菊花賞よりさらに200m長い天皇賞春に挑戦。

菊花賞での負け方から距離不安も囁かれていましたが、菊花賞2着のリンカーンに次ぐ2番人気の支持を集めます。しかしレースは大逃げを打ったイングランディーレが2着のゼンノロブロイに7馬身差をつけて逃げ切り、ネオユニヴァースは後方から伸びず10着と大敗を喫します。

この後は宝塚記念に向けて調整されますが、浅屈腱炎と球節亀裂骨折を発症していることが判明し治療するも復帰は叶わずその年の9月に引退して種牡馬入りすることが発表されました。

種牡馬としても成功を収め、初年度産駒からダービー馬ロジユニヴァースと皐月賞馬アンライバルドを輩出。2年目産駒のヴィクトワールピサは先日のウシュバテソーロとは違いオールウェザー時代ではありますが日本馬として初めてドバイワールドカップを制しました。

私自身は日本ダービー以降はひたすら馬券から外し続けていたので、個人的な評価はあまり高くないんですけど3歳馬の宝塚記念挑戦の時は盛り上がりましたし思い入れ自体は結構ある馬ですね。

ネオユニヴァースの性能

ネオユニヴァース評価


成長率:▲
適性:○
固有:○(継承▲)
スキル:◎
将来性:○
育成難易度:高
適性:中距離先行差し
目標:ジュニア0戦・クラシック5戦・シニア4戦 ※合宿被り無し
※ジュニア12月後半までにファン3000人
総合評価:▲

※☆>◎>○>▲>△>×の順(☆と×は滅多につけないので実質4段階評価)
※実装直後は評価を修正する場合あり
※目標レースにメイクデビューは含めていません

適性と成長率

成長率が賢さ30%とかなり尖っています。賢さ1枚で十分盛れるとも言えますが、先行の場合はメジロラモーヌ(優位形成)とオグリキャップ(快進撃)を両方入れたいのでこのあたり噛み合ってない感もあります。

距離適性は幅広く長距離Bも因子周回視点だとありがたいです。

サポカ編成はスピ2~3+賢さ1+三女神スタミナパワー根性を入れる形が基本になりそうです。

強いスピードサポカを持っていないとスピ成長率ゼロがかなりきつく感じるのではないかと思います。

固有スキル(アド・アストラ)は中距離かつ7回スキル使用ですごく発動

中距離かつ中間地点でスキルを7回以上使っているとすごく族と同じ効果になるのが大きな売り。順位条件はチャンミ基準で4~7位発動場所が距離50~55%地点に限定されているので、その地点で順位条件を満たせていないと不発します。

順位条件がそれほど広くないので不発リスクもそれなりにあります。先行運用の場合は相方が後ろ脚質だと前(3位以上)に行き過ぎて不発するリスクが上がるので先行で使うなら相方も前脚質にするなど工夫したほうがいいかもしれません。

中間付近までにスキル7回という条件も適当に育成すると満たせない可能性もあるので、最大火力での発動を狙うなら緑スキル(自前で自制心・春ウマ娘あり)や早めに発動するスキルを入れて調整する必要があるかもしれません

継承でも速度2500(スキル7回使用時)

スキル7回の条件を満たせれば継承でも2500残るので中盤速度スキルとして使えそうです。

ただ中距離差しは彼方(ドーベル固有)とアナボリック(ライアン固有)の優先度が高く前に行き過ぎてもダメな場合があるので、ネオユニ継承固有に関しては4~5番手を走る想定の先行(相方逃げの先行)の中盤力補強の為に付けるという形が一番しっくりきます。

分かりやすくいえば、正月キタサン等の逃げと組ませる先行に継承ネオユニ固有を積む形。

アド・アストラ:持続5秒・速度3500(中距離+スキル7回で4500)

ネオユニヴァースのスキル関連

皐月賞勝利で垂れウマ回避取得可能

初期スキル
春ウマ娘○(◎)
ありったけ(▲)
イグニッション(○)

イグニッションは後述する新金スキルルミネセンスの下位版。

イベント
小休憩(▲)
差しコーナー○(◎)
静かな呼吸(▲)

勝利イベント
垂れウマ回避(◎)※皐月賞

ネオユニヴァースは皐月賞勝利で垂れウマ回避を貰える点が優秀。

覚醒金スキルは決死の覚悟と新スキルルミネセンス

覚醒Lv2:スリップストリーム(○)
覚醒Lv3:決死の覚悟(○)⇒銀河のその先へ、あなたと(◎)
覚醒Lv4:自制心(○)
覚醒Lv5:ルミネセンス(◎)⇒星の海を駆けて(◎)

決死の覚悟を進化させるとすごく族に強化

決死の覚悟はウマ娘2のバランス調整で持続3秒まで延びてかなり強くなっています。

2~5位の順位条件があるので先行だと展開次第でハナまでいって不発というケースあり。差しなら基本積み得になると思います。

進化条件1
皐月賞・日本ダービー勝利or中距離のスキルを2個以上所持

進化条件2
賢さを800以上にする

ルミネセンスはスキル13回で発動する現在速度アップ

現在速度アップは普通の速度アップと違って加速中に出ても無駄にならず実質的な加速としても機能するので非常に強力。進化させると持続時間が2.4秒から4秒に延びます。

順位条件がない点も非常に優秀。

そしてこのスキルの最大の注目点はレース中にスキルを13回発動という発動条件の部分。

不発を考慮に入れてもチャンミ等の対人であればそれ以上の数のスキルを積むのが基本になるので、スキルの発動数が足りなくて不発するということはそうないと思います。

クリオグリのようなことができるか?




スキルの発動回数がルミネセンスのトリガーになっているのでクリオグリのように任意の場所でスキル発動も一応計算上は狙えます。

例としては緑スキル3~4個→序盤スキル→中盤スキルで11~12回ぐらい発動させて、13回目のスキルをスリセや(コースによっては)下校にして終盤接続を狙う形。

終盤接続でなくても終盤開始時に発動する加速スキルが13回目になれば現在速度なので実質的な加速のような形になります。

しかし回復スキルに限定されていてかつ3回のクリオグリに対して、ネオユニヴァースはスキルの種類不問で13回発動する必要があるので安定して接続や終盤最速発動を狙えるかとなるとちょっと疑問。直線やコーナースキルのような序盤・中盤・終盤のどこで出るか分からないスキルを入れるとさらに不確定要素が増します。まあクリオグリ並みに終盤接続を安定させるのは現状無理だと思います

ただ現在速度アップはどこで出ても基本強いので、クリオグリ(ミラクルラン)のように発動タイミングの調整をしないと使い物にならないというわけではなさそうです。

そのあたりのスキル調整をしっかりした個体と適当にスキルを積んだ個体でどれくらいの差があるかは、時間が経っていろいろ情報やデータが揃ってくるに従って徐々に分かってくるのではないかと思います。

進化条件1
育成イベント「星空のコネクト」を発生or能力を引き出すスキルを2個以上所持

進化条件2
速度が上がるスキルを3個以上所持

スリップストリーム:持続3秒・速度1500
決死の覚悟:持続3秒・速度3500→4500
自制心:賢さ+60、掛かり率3%減少
ルミネセンス:持続2.4秒→4秒・現在速度3500

まとめ(ネオユニヴァースを引くべきか?)

中距離特化で育て方次第でエース級になれる可能性あり
継承用としても使えるか
育成難易度が高い上級者向けキャラ
推しでなければスルー

任意のタイミングでの重要スキル発動を狙えるので可能性はかなり秘めているキャラではありますが、クリオグリに比べるとその調整が難しく不確定要素も多いといえます。

成長率も初心者や中級者にはちょっと難しく、前述の調整も含めて上級者向けのキャラという印象。

上級者向けの時点で少なくとも万人にお勧めできる性能とはいえないので、とりあえず結論としては推しでなければスルー推奨としておきます。