【ウマ娘】マーベラスサンデーの評価!進化ノンストと中盤固有持ちキャラ

6月19日のガチャ更新で「☆3【☆キラ★ドキ☆ワク∞マベ∞】マーベラスサンデー」が新たに実装されました。

マーベラスサンデーはサービス開始時から登場していた所謂初期組の1人で今回待望の実装となりました。

このページではマーベラスサンデーの史実紹介と性能解説を簡単にまとめています。

マーベラスサンデー史実紹介

父:サンデーサイレンス
母:モミジダンサー
母父:ヴァイスリーガル
生涯成績:15戦10勝
獲得賞金:6億686万5000円
主なG1勝ち鞍:宝塚記念

同期にフジキセキやマヤノトップガンがいる95世代

フジキセキ・マヤノトップガン・ヒシアケボノらと同期の95世代の1頭。ただフジキセキは早期引退、ヒシアケボノは路線が違う為直接対決は一度もありません。

サンデーサイレンスはこの95世代が初年度産駒世代で、無敗で朝日杯3歳S(当時)を制したフジキセキを皮切りに、翌年ジェニュイン(皐月賞)・タヤスツヨシ(日本ダービー)・ダンスパートナー(オークス)等産駒がクラシック路線を席捲。僅か2世代の産駒だけでリーディングサイアーを獲得(史上初)し、その後13年連続でリーディングを獲得するなど日本競馬史上最高の大種牡馬として君臨しました。

3度の骨折

デビュー前の調教で年長馬を10馬身突き放して関係者を驚嘆させるもののその直後に右膝の骨折が判明。さらに放牧先で発症した疝痛をこじらせ一時は重篤な状態に陥るもののなんとか一命を取り留めることに成功。ただこの影響でデビューは年明けまで大幅に遅れることに。

デビュー戦の京都ダ1800mの新馬戦を勝利すると、次走芝のゆきやなぎ賞も勝利して連勝。

しかしクラシック出走を目指して毎日杯に登録後、再び右膝を骨折して再度休養。さらに秋に帰厩した後今度は左後脚を骨折してまたしても休養に入り結局4歳時(現3歳)は2戦しか走ることができませんでした。

翌年の4月に復帰したマーベラスは休養明け初戦は不利を受けて4着に敗れますが、次走の鴨川特別で1年2か月ぶりの勝利を挙げます。

ここからマーベラスの快進撃が始まり、準オープンも1戦で突破すると重賞初挑戦となったエプソムCを勝利して重賞初勝利。その後も札幌記念→朝日チャレンジC→京都大賞典と重賞を4連勝(条件戦を含めると6連勝)し目標の天皇賞秋に駒を進めます。

サクラローレル・マヤノトップガンと新3強を形成

初G1となった天皇賞秋は6連勝が評価されて2番人気に支持されます。

またこのレースは後に新3強と呼ばれるサクラローレルマヤノトップガンとの初顔合わせでもありました。

しかしレースは先に抜け出した4歳馬(現3歳)バブルガムフェローやマヤノトップガンを捕まえきれず、さらにスムーズさを欠いたローレルにも最後交わされて4着とG1の壁に跳ね返される結果となりました。

レース後は疲労が見られたためにジャパンCを回避して有馬記念に直行。ローレルとトップガンも同様にジャパンCを回避し有馬記念で3頭は再び相まみれることになります(バブルガムフェローは有馬記念回避)。

天皇賞秋の内容からマーベラスはやや人気を落としますが、有馬記念ではサクラローレル・マヤノトップガンと並んで新三強と呼ばれるように。

レースは早めの競馬をしたマヤノトップガンを捕まえて直線一度先頭に立つも、外からサクラローレルに交わされ2馬身半差の2着に敗れこの年のシーズンを終えます。ちなみにこの年の有馬記念は875億円を売り上げ、今も日本競馬史上最高の売り上げ額として記録が残っています(ギネス記録にも残っています)。

悲願のG1初制覇

翌97年は始動戦の産経大阪杯(当時はG2)を快勝し、天皇賞春でサクラローレル・マヤノトップガンと三度目の対決に臨みます。

サクラローレルに2度先着を許していたマーベラスはローレルをマークして進み直線同馬と激しく競り合う形になります。しかし後方で脚を溜めていたマヤノトップガンが外から一気に追い込み2頭を交わして3分14秒4の当時の世界レコードで勝利。マーベラスはローレルとの叩き合いに敗れて3着に終わります。

この年(1997年)の天皇賞春は当時の世界レコードをマークしたことに加えてレース自体も非常に見ごたえのあるものだったので天皇賞史に残る屈指の名勝負として語り継がれています。またこの天皇賞が三強が揃った最後のレースとなりました(マーベラスは結局一度もローレルに先着することはできず)。

次走の宝塚記念はサクラローレルがフランス遠征、マヤノトップガンも休養(後に引退)で共に回避したためファン投票1位に選ばれG1で初となる1番人気の支持を集めます。2番人気は前年の天皇賞秋で3強を下したバブルガムフェロー。

レースは後方で脚を溜めて徐々に先団に進出し、直線でバブルガムフェローとの競り合いを首差制してついに悲願のG1初制覇を果たしました。

再び故障、そして引退

宝塚記念のレース中に4度目の骨折をしていたことが判明して再び休養。

有馬記念で復帰したマーベラスは休養明けのぶっつけ本番ながら1番人気の支持を集めます。2番人気はその年17年ぶりに牝馬で天皇賞秋を制したエアグルーヴが支持され、3番人気はオークスと秋華賞を制したこれまた牝馬でウマ娘化もされているメジロドーベルが支持されていました。

レースはそのエアグルーヴを交わして直線先頭に立ちますが、ゴール寸前で外から追い込んだ4歳馬シルクジャスティスに差されて2着。ただ故障明けのぶっつけ本番でも大崩れせず2着に好走したことで安定感の高さを改めて証明しました。

翌年も現役を続行しますが、調整中に今度は競走馬にとって不治の病とも言われる屈腱炎を発症してしまいそのまま現役を引退することになりました。

種牡馬としても活躍し、中山大障害を制したキングジョイやマーベラスカイザーをはじめ、平地でもシルクフェイマスやネヴァブションなど重賞ウィナーを複数輩出しました。

G1勝ち鞍は宝塚記念のみで3強が揃ったレースでは一度も勝つことができなかったので立ち位置的には3番手というイメージになってしまいますが、現役期間中4度の骨折を乗り越え一度も5着以下にならなかった安定感(G2以下の重賞は全勝)や精神力は特筆できるものだったのではないかと思います。

マーベラスサンデーの性能

マーベラスサンデー評価

成長率:○
適性:○
固有:○(継承×)
スキル:◎
チャンミ:▲
LOH:▲
育成難易度:やや高
適性:中距離差し
目標:ジュニア0戦・クラシック1戦・シニア6戦 ※合宿被り無し
※クラシック2月前半にファン5000人目標あり
初期評価:▲
短評:中盤力が高くノンストで一発も期待できるが現環境でトップクラスになるのは厳しい
※☆>◎>○>>▲>△>×の順(☆と×は滅多につけないので実質5段階評価)
※実装直後は評価を修正する場合あり
※目標レースにメイクデビューは含めていません

適性と成長率

スピ成長率ゼロなのでスピードが上げにくいのがやや難点ですが、パワーと賢さに15%ずつ割り振られているのは悪くありません。

適性もそれなりに幅広くダートもF(因子で初期Bまで上げられる)なのでダート中距離でもワンチャン使えるかもしれません。

目標レースは史実を反映してクラシック期にほぼ目標がない代わりに、シニア級に6レース集中しており後半の追い込みが効きにくいので育成難易度はやや高めだと思います。

サポカ編成はスピ2~3+根性1~2+賢さ1~2+友人グルサポ0~1(グラマスは三女神固定)が基本形で長距離ならスタミナ1を加える感じになりそうです。

固有スキル(万彩☆マーベラス★世界)は距離不問で発動する中盤速度スキル

順位条件はチャンミ基準で5~7位LOHは6~10位発動場所はレースの40~50%区間でかつ近くに1人以上ウマ娘がいると発動します。視界に他のウマ娘が4人以上いると速度上昇量が上昇します。

追加効果条件の視界内に4人というのはそれなりに難しく満たせないことも少なくなさそうです。ただ満たせなくても500の速度差なのでそこまで大きな差にはなりません。

近くに1人以上というのは簡単に満たせそうに見えますが、チャンミの脚質分布次第で周りに誰もいない展開になる恐れはあります。LOHはNPC(モブ)もいるのでその分9人のチャンミより条件は満たしやすくなると思われます。

継承版は視界4人以上の条件を満たせれば速度2000相当

継承版は視界4人以上の条件を満たした場合は速度2000で満たせなかった場合は速度1500の白スキル相当となります。

加速スキルやすごく族継承の速度スキルを差し置いてこれを入れる程ではないと思います。

万彩☆マーベラス★世界
本体:持続5秒・速度3500(視界に4人以上いると4000

継承:持続3秒・速度1500(視界に4人以上いると2000

マーベラスサンデーのスキル関連

差し向けのスキルが多い

初期スキル
垂れウマ回避(◎)
差しのコツ○(▲)
前のめり(▲)

差しのコツは視野を伸ばすことができます(○は5mで◎は10m)。

イベント
ペースアップ(▲)
ワンチャンス(○)

勝利イベント
闘争心(▲)※宝塚記念勝利

覚醒金スキルは高揚感とノンストップガール

覚醒Lv2:がむしゃら(▲)
覚醒Lv3:高揚感(▲)⇒ワクワク☆マーベラスゾーン(○)
覚醒Lv4:ありったけ(▲)
覚醒Lv5:ノンストップガール(◎)⇒進め!世界マーベラス計画☆(◎)

高揚感を進化させるとすごく族に強化

中距離の差し追込向けの中盤速度スキル。順位条件はチャンミ基準で5~9位LOHは6~12位)順位条件があるのでメンバーや展開次第で不発するリスクはあります。

進化させるとすごく族(速度4500相当)に強化されるので中盤力はかなり高くなります。

進化条件1
大阪杯と宝塚記念勝利or中距離スキルを2個以上所持

進化条件2
速度スキルを3個以上所持

ノンストップガールを進化させると現在速度アップが追加

持続3秒加速4000の最速発動できれば非常に強い終盤加速スキル。主に中長距離で採用可能。

進化させると即時アップの現在速度1500が追加されるのでさらに強くなります。

ただ現在速度に関してはゴールまで遠い(600m以上)という条件があるので白キタサン固有と同じく1800m以下では恩恵を得られません。まあノンストはマイル以下だとバ群が広がる関係で発動率があまり高くないのでこの条件の有無に関わらず基本は中距離以上での採用になると思われます。

ノンストップガール持ちウマ娘
・マヤノトップガン(I Copy!)※回復150追加
・カワカミプリンセス(ノンストッププリンセス)※加速5000に強化
・チアナイスネイチャ(ノンストップエール)※回復150追加
・ユキノビジン(憧れのシチーガール)※持続4秒に延長
・クリウオッカ(ぶっ差してやるぜ!)※回復150追加

ノンストは安定より一発に期待というタイプのスキルなので、そういう意味では安定感が求められるLOHより1着さえ取ればいいチャンミ向きのキャラと言えるかもしれません。

進化条件1
育成イベント「マーベラスDEダンス♪」発生orファン数が150,000人以上

進化条件2
パワーor賢さが800以上

進化条件3
加速スキルを2個以上所持

がむしゃら:持続1.5秒・加速2000・持久力-200
高揚感:持続2.4秒・速度3500→4500
ありったけ:持続3秒・速度1500
ノンストップガール:持続3秒・加速4000・横移動250・現在速度1500

まとめ(マーベラスサンデーを引くべきか?)

弱くはないが環境トップになれる性能ではない
中距離の3番手には入れる立ち位置
中距離は白キタサン等逃げが基本強い環境
中距離は後ろがあまり強くなく代用枠も存在
推しでなければスルー

中距離はピスケス杯(中山芝2000m)や第一回LOH(東京芝2400m)を見ても分かるように基本逃げが強い環境になっており、中距離の差しという時点で環境トップになれる性能とは言えません。

第1回リーグオブヒーローズ上位キャラ採用率第1回リーグオブヒーローズ出走割合

中盤力が高く自前ノンストがハマれば強いので戦える性能ではありますが、中距離差しにはネオユニヴァース等もおり、長距離差しにはサクラローレルや正月サトノダイヤモンド等もいるのでそれらで代用は可能。

ネオユニやローレル・正月ダイヤ全部未所持(スルー)の場合は?

仮に全て未所持の場合でも3番手あたりの立ち位置のキャラに(性能で)無微課金が手を出していたら石が持たないので、キャラの所持状況問わず推しでなければスルーで問題ないと思います。

そもそもチャンミはともかくLOHは現状96傑を目指さないならキャラは誰でもいいので(-_-;)