2月4日に行われていた5th EVENT 東京DAY2で新ウマ娘「ラインクラフト」「エアメサイア」「デアリングハート」がゲーム内に登場することが発表されました。シーザリオと同世代なのでアニバで発表あるかな?とは思っていましたが、このタイミングで3人一挙に発表というのはちょっとしたサプライズという感じで驚きました。ここで新キャラを出し尽くしてアニバで新規の発表無しということはまずありえないので、アニバでさらにビッグニュースが控えているのではという期待感も高まりますね。
また同時に今回発表された3人と先日発表されたシーザリオら05世代(牝馬クラシック路線)を中心としたメインストーリー第2部が3月下旬に開幕することも合わせて発表。PVや特設ページも公開されています。
メインストーリー第1部が2022年7月に終わってから1年以上まったく音沙汰がありませんでしたがようやく来たなという感じですね。しかしこの世代のウマが続々と実装されてメインストーリー第2部の主役になるというのは完全に予想外というかこれもかなり驚きました。PVを見る限りラインクラフトが主役になるようです。
今日は今回発表された05世代のキャラたちを簡単にまとめてみました(史実のネタバレ要素があります)。
05世代(ティアラ路線)のウマ娘まとめ
ラインクラフト
ラインクラフト | |||
父 | エンドスウィープ | ||
母 | マストビーラヴド | ||
母父 | サンデーサイレンス | ||
生涯成績 | 13戦6勝(6-3-2-2) | ||
獲得賞金 | 5億563万円 | ||
主な勝ち鞍 | 桜花賞,NHKマイルC,フィリーズレビュー,阪神牝馬S,ファンタジーS |
ラインクラフトと繋がりがあるウマ娘キャラ
・シーザリオ(桜花賞で激突)
・エアメサイア(秋華賞でクビ差の接戦)
・デアリングハート(NHKマイルCで牝馬ワンツー)共にオークス回避
・スイープトウショウ(エンドスウィープ産駒繋がり)
・シーキングザパール(牝馬でNHKマイルC勝ち繋がり)
・ダイワスカーレット(桜花賞勝ち)
・ニシノフラワー(桜花賞勝ち)
・メジロラモーヌ(桜花賞勝ち)初の牝馬三冠(ティアラ三冠)
NHKマイルC勝ちという点ではエルコンドルパサーも含まれますが原作が牝馬ではないのでここには含めていません。
同じティアラ路線(牝馬クラシック)で父が同じスイープトウショウは史実では1つ年上になります。
ウマ娘ラインクラフトの適性予想
バ場 | 芝A | ダG | ||
距離 | 短距離A | マイルA | 中距離C | 長距離G |
脚質 | 逃げE | 先行A | 差しB | 追込G |
成績的に短距離とマイルは当然A評価。
ラインクラフトは2400mのオークスを距離不安で回避し、2000mのローズSや秋華賞も距離がちょっと長い感じで2着に敗れているのでBかC当たりと予想。個人的にはCかなと考えています。史実は1400mベストのイメージ。
シーザリオ
シーザリオ | |||
父 | スペシャルウィーク | ||
母 | キロフプリミエール | ||
母父 | サドラーズウェルズ | ||
生涯成績 | 6戦5勝(5-1-0-0) | ||
獲得賞金 | 2億2829万6000円(+アメリカ45万ドル) | ||
主な勝ち鞍 | オークス,アメリカンオークス招待S,フラワーC |
シーザリオと繋がりがあるウマ娘キャラ
・ラインクラフト(同期の桜花賞馬)
・エアメサイア(同期の秋華賞馬)
・デアリングハート(同期の牝馬)
・スペシャルウィーク(史実では父)
・カワカミプリンセス(オークス勝ち)
・メジロドーベル(桜花賞2着→オークス勝ち)
・エアグルーヴ(オークス勝ち)
・メジロラモーヌ(桜花賞勝ち)初の牝馬三冠(ティアラ三冠)
・デアリングタクト(父エピファネイアはシーザリオの産駒)
アニメで名前が登場したジェンティルドンナもオークスを勝っていますが(そもそも牝馬三冠馬)ゲーム内でまだ登場していないのでここには含めていません。
ウマ娘コンテンツの主人公ともいえるスペシャルウィークが史実で父にあたるのでスペとの絡みも結構ありそうですね。
後述するデアリングハートのようにファミリーライン(母系)の繋がりではないのでサラブレッドの定義的には孫ではありませんが、デアリングタクトの父エピファネイアはシーザリオの産駒なのでそのあたりの定義を無視すれば一応孫という形になります。
ウマ娘シーザリオの適性予想
バ場 | 芝A | ダG | ||
距離 | 短距離F | マイルB | 中距離A | 長距離E |
脚質 | 逃げG | 先行A | 差しB | 追込B |
予想は下のページにまとめているので割愛
エアメサイア
エアメサイア | |||
父 | サンデーサイレンス | ||
母 | エアデジャヴー | ||
母父 | ノーザンテースト | ||
生涯成績 | 12戦4勝(4-4-2-2) | ||
獲得賞金 | 3億3445万8000円 | ||
主な勝ち鞍 | 秋華賞,ローズS |
エアメサイアと繋がりがあるウマ娘キャラ
・シーザリオ(同期のオークス馬)
・ラインクラフト(同期の桜花賞馬)
・デアリングハート(同期の牝馬)
・ヴィブロス(秋華賞勝ち)
・ダイワスカーレット(秋華賞勝ち)
・カワカミプリンセス(翌年の秋華賞勝ち)
・スイープトウショウ(前年の秋華賞勝ち)※エリザベス女王杯で対決
・ファインモーション(秋華賞勝ち)
・メジロドーベル(秋華賞勝ち)
・エアシャカール(史実では叔父)母エアデジャヴーの弟
同父サンデーサイレンスはウマ娘キャラだけでも数がちょっと多いのでここでは挙げていません(デアリングハートも同様)。
母エアデジャヴーは桜花賞3着・オークス2着・秋華賞3着に敗れてG1に手が届きませんでしたが、娘のエアメサイアが最後の一冠秋華賞を制して母の雪辱を晴らす形となりました。ちなみにエアシャカールは史実ではエアデジャヴーの弟にあたります。
現時点では妄想の域を出ませんが、エアメサイア産駒のエアスピネルとシーザリオ産駒のリオンディーズが朝日杯FSで一騎打ちを演じたという絡みもあるので将来的にこのあたりのウマが実装されるという可能性もあるかもしれませんね。
ウマ娘エアメサイアの適性予想
バ場 | 芝A | ダG | ||
距離 | 短距離C | マイルB | 中距離A | 長距離F |
脚質 | 逃げG | 先行C | 差しA | 追込B |
エアメサイアは史実で1400~2400mのレースに出走しており、重賞勝ちはいずれも2000mのローズSと秋華賞なので中距離は当然A評価。マイルもヴィクトリアマイル2着はありますが重賞勝ちはないのでラインクラフトとの対比でBと予想。
デアリングハート
デアリングハート | |||
父 | サンデーサイレンス | ||
母 | デアリングダンジグ | ||
母父 | ダンジグ | ||
生涯成績 | 26戦4勝(4-4-4-14) | ||
獲得賞金 | 2億7486万2000円 | ||
主な勝ち鞍 | 府中牝馬S(2連覇),クイーンS |
デアリングハートと繋がりがあるウマ娘キャラ
・シーザリオ(同期のオークス馬)
・エアメサイア(同期の秋華賞馬)
・ラインクラフト(NHKマイルCで牝馬ワンツー)
・スイープトウショウ(ヴィクトリアマイルで対戦歴あり)
・カワカミプリンセス(ヴィクトリアマイルで対戦歴あり)
・ダイワスカーレット(エリザベス女王杯で対戦歴あり)
・デアリングタクト(史実で孫)初仔のデアリングバード産駒
2020年の牝馬三冠馬デアリングタクトはデアリングハートの初仔であるデアリングバードの産駒。つまり孫に当たります。
メインストーリー第2部はティアラ路線に焦点が当たるようですが、その最終章あたりでデアリングタクトも登場しそうですね(ティアラ路線のウマ娘は後進育成云々の設定が出てきたのでデアリングハートもその関係で絡んでくる可能性も)。
デアリングタクト | エピファネイア | シンボリクリスエス |
シーザリオ | ||
デアリングバード | キングカメハメハ | |
デアリングハート |
ウマ娘デアリングハートの適性予想
バ場 | 芝A | ダD | ||
距離 | 短距離C | マイルA | 中距離G | 長距離G |
脚質 | 逃げG | 先行A | 差しC | 追込G |
2000m以上のレースは秋華賞・エリザベス女王杯いずれも12着と大敗しているのでG評価。ダートは晩年に地方交流重賞で好走しているので判断が難しいですが、いずれも牝馬限定戦なのでDぐらいかなという気がします。
史実は重賞3勝している1800mがベストで1600mでも走れるという感じだったのでマイルだけがAになるのではないかと予想。
3月下旬に今回挙げた4人を中心としたメインストーリー第2部が始まるとのことなので期待して待ちたいですね(^▽^)/
史実の2005年牝馬クラシック路線
2005年桜花賞
ラインクラフト・シーザリオ・エアメサイア・デアリングハートが一同に会した最初で最後のレース。
レース前に主戦の福永祐一騎手(現調教師)がラインクラフトとシーザリオのどちらに騎乗するのか話題になりましたが前者を選択。
1番人気はここまで3戦3勝のシーザリオで3.9倍。2番人気はラインクラフトで4.6倍。シーザリオは距離が少し短いのではという不安がありましたが、逆にラインクラフトも1400mは3戦3勝だったのに対してマイルは阪神JFで思ったほど伸びずに3着に敗れていたので(この時点で唯一の黒星)こちらは逆に距離が少し長いのでは?という不安も囁かれていました。
レースは4番手の好位置を取ったラインクラフトに対して、シーザリオはこれまでと違う後方からのレースとなります。直線に入ってもまだ後方だったシーザリオは直線34秒4の脚を繰り出すも先に抜け出したラインクラフトを捕まえきれず初黒星。ラインクラフトとシーザリオのマイル適性の差が明暗を分けるような形となりました。
2005年NHKマイルC
桜花賞馬ラインクラフトは距離の不安から2400mのオークスを回避してNHKマイルCに出走。オークスで桜花賞馬の距離不安云々を言われるのは特に珍しいことではありませんが、故障や体調以外の理由で実際に回避するのは極めて異例でした。
1番人気は皐月賞で9番人気6着だったペールギュント。朝日杯FSで1番人気になった馬ですが近2走は共に6着と今一つで仮に(牡馬と牝馬の差が縮まった)現代なら人気は逆になっていたのではという気もします。
桜花賞馬として(クラシックウィナーとしても)初参戦のラインクラフトは2番人気。同じく距離不安からオークスを回避してここに臨んだデアリングハートは桜花賞同様10番人気の低評価でした。
今までの中で最高の状態でレースに臨んだラインクラフトは4番手追走から抜け出しデアリングハートに1バ身3/4差をつけて快勝。桜花賞馬の力を見せつけると共に2着に同じく牝馬のデアリングハートが入ったことでこの世代の牝馬のレベルの高さも証明する形となりました。
2005年オークス
桜花賞で上位に入ったラインクラフトとデアリングハートが共に距離不安で回避したことで事前の下馬評は桜花賞で強いレースをしたシーザリオ一強ムード。単勝オッズも1.5倍と圧倒的1番人気に支持されていました。
シーザリオは出足がつかず外からも被せられたことで1コーナー通過時点で15番手という桜花賞の時よりさらに後ろの位置取りとなります。1000通過63秒1のかなりのスローペースの展開の中、シーザリオは4角を回った時点でまだ12番手でしかも直線に入った時点で前が狭くなるようなシーンもあるなどかなり厳しい位置取り。直線は逃げ粘るエイシンテンダーを2番人気エアメサイアが追いそれをやっと交わしたところで外からシーザリオが強襲。最後はエアメサイアをクビ差捉えてシーザリオが圧倒的1番人気に応えてオークスを制しました。
秋華賞
オークス馬シーザリオが右前外側繋靭帯炎を発症して回避したことで事前の下馬評は桜花賞馬ラインクラフトとオークス2着のエアメサイアの一騎打ちムード。実績面では前者が上ですがこちらは2000mの距離に対して不安があり、逆にエアメサイアはG1ではあと一歩届かないものの、前哨戦のローズS(2000m)でラインクラフトを相手に初勝利するなど2000mへの適性面で上回っていると見られていました。
レースはローズS同様両者の一騎打ちとなり、直線先に抜け出したラインクラフトをエアメサイアが追い最後はクビ差差し切って母エアデジャヴーが届かなかった悲願のG1制覇を成し遂げました。
この年の牝馬クラシックはラインクラフト・シーザリオ・エアメサイアでそれぞれタイトルを分け合う形となり、またそれらが常に上位を独占するライバル対決が繰り広げられました。距離適性の差が明暗を分ける形になることが多かったのも大きな特徴といえます。
★3確定GO BEYOND -YELL- ライブ記念ガチャはお勧めしない
5th EVENTに連動したガチャも開催されていますがこちらはキャラが8体に厳選されているトゥインクルコレクションと違って闇鍋率が非常に高くキャラを一点狙いするのは非常に厳しいです(約3%)。手持ちが多ければ多いほど被りリスクも上がるので、キャラがほとんどいない新規の方以外には基本お勧めしません(未所持確定でもないので)。
対象キャラが多すぎるので性能評価の記事はサボりますw