ウマ娘のアニメ3期『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』の第2話が放送されました。
皐月賞・ダービーでドゥラメンテに完敗して打ちひしがれているキタサンブラック。そこに追い打ちをかけるように知らされるドゥラメンテ骨折の報。これで自分にも菊花賞でチャンスが?という邪な考えまで頭をよぎりさらに自己嫌悪に陥っていくというのが第2話のあらすじ。
そして落ち込んでいたキタサンを奮い立たせたのがトウカイテイオーの同期であるナイスネイチャという展開。
トウカイテイオーとドゥラメンテは圧倒的な内容で皐月賞とダービーを制した後骨折で菊花賞(三冠)を断念という部分が被っていて、ドゥラメンテ側といえるテイオーではなくこの時点のキタサンと似たような立場だったネイチャだからこそキタサンの気持ちが分かるというのは上手い話の構成だったなと思います。
また2話より公開されたオープニング(OP)には新キャラ?らしきウマ娘の姿も確認できました。
今日はその新キャラ候補のウマ娘を見ていきたいと思います。
ウマ娘アニメ3期OPに出てきた新キャラ候補
ヴィルシーナ
父:ディープインパクト
母:ハルーワスウィート
母父:マキャベリアン
生涯成績:21戦5勝
獲得賞金:4億6079万5000円
主なG1勝ち鞍:ヴィクトリアマイル(2013,2014)
既にウマ娘化が発表されていて3期に登場するシュヴァルグランの姉に当たります(画像の左の娘がヴィルシーナの可能性が高いと予想されています)
母ハルーワスウィートは生まれつき尻尾がないという特徴的な外見が有名。競争馬にとって尻尾は曲がるときにバランスを取る役割を果たしているらしく、それがない同馬は大きなハンデを背負っていましたが、短距離を中心に準オープンクラスまで出世して2007年に繁殖入り。
ハルーワスウィートは特徴的な外見からファンが多く、ハマの大魔神として有名な元プロ野球選手の佐々木主浩氏も熱狂的なファンの一人。佐々木氏はハルーワスウィートの仔馬の所有を熱望して同馬の産駒を全て購入。あまりの熱意に生産者のノーザンファームもハルーワスウィート産駒は全て佐々木氏に売っているというのは有名な逸話。
ハルーワスウィートの2番目の産駒であるヴィルシーナは牝馬三冠は全てジェンティルドンナの2着に敗れますが、古馬になってからヴィクトリアマイルを連覇する等活躍。牡馬相手には苦戦が続きましたが、5歳時の宝塚記念ではゴールドシップの3着に好走し、ジェンティルドンナにも初めて先着を果たしています。
キタサンブラックがデビューした頃には既に現役を引退しているので、アニメで仮に登場するとしたらシュヴァルグランの姉役という形になるかもしれません。
ヴィブロス
父:ディープインパクト
母:ハルーワスウィート
母父:マキャベリアン
生涯成績:17戦4勝(海外4戦1勝)
獲得賞金:9億5374万6400円
主なG1勝ち鞍:秋華賞、ドバイターフ
ハルーワスウィートの5番目の産駒でシュヴァルグランの妹に当たります(画像の右の娘がヴィブロスの可能性が高いと予想されています)。
牝馬三冠路線の最後の一環である秋華賞を制した後、翌年にはドバイターフ(旧ドバイデューティフリー)を勝利して前年のリアルスティール(アニメ3期ではゲンジツスティール)に次ぐ日本馬連覇を達成。その後は勝ち星を挙げることはできませんでしたが、翌年以降もドバイターフ連続2着や香港マイル2着等海外での活躍が目立ちました。
キタサンブラックとの対戦歴はありませんが、サトノダイヤモンドやサトノクラウンと宝塚記念で対戦して先着しています。
ドバイでの戦績が特に目立つので、このキャラが実装される場合凱旋門賞のロンシャンに続いてドバイのメイダン実装の可能性も出てくるかもしれません。
ゴールドアクター
父:スクリーンヒーロー
母:ヘイロンシン
母父:キョウワアリシバ
生涯成績:24戦9勝
獲得賞金:7億4324万4000円
主なG1勝ち鞍:有馬記念
キタサンブラックの左側を走っている娘が位置的にゴールドアクターになるので登場が予想されています。キタサンの1回目の有馬記念(3歳時)の勝ちウマなので3話で出てくるか注目。
G1勝ちはその有馬記念のみですが、翌年の有馬記念でもサトノダイヤモンド・キタサンブラックに続く3着に好走し(上の画像はその時のものと思われます)、宝塚記念でもキタサンに先着してサトノクラウンの2着に好走するなど古馬王道路線で長く活躍を続けました。
父スクリーンヒーローは同馬の他にもモーリス(アクターと同期)という超大物を輩出する等種牡馬として大きな成功を収め(先日種牡馬を引退することが発表)、グラスワンダー(スクリーンヒーローの父)の血を後世に繋げています。もしウマ娘化された場合はグラスワンダーとの絡みもありそうです。
マリアライト
父:ディープインパクト
母:クリソプレーズ
母父:エルコンドルパサー
生涯成績:20戦6勝
獲得賞金:4億1395万8000円
主なG1勝ち鞍:エリザベス女王杯、宝塚記念
キタサンブラックとドゥラメンテの再戦(+最後の直接対決)となる宝塚記念を勝ったウマ。牝馬としては珍しくマイル(1600m)以下を一度も走ったことが無く本格化以降は2200~2500mあたりを主戦場にしていました。
キタサンの1回目の有馬記念で初めて対戦しその時は中山芝2500mの大外16番枠という圧倒的に不利な条件でしたがうまく先行してゴールドアクター・サウンズオブアース・キタサンブラックに続く4着に好走しています。仮に登場するとしたら前述のゴールドアクター同様次の第3話で登場することになると思います。