【ウマ娘】ヒシミラクルの評価!差し版強攻策と人気条件のすごく固有持ち

5月10日のガチャ更新で「☆3【みらくるめーくあっぷ!】ヒシミラクル」が新たに実装されました。

ヒシミラクルは先日実装されたネオユニヴァースの育成シナリオでゲーム内に登場し、今回サポカより先に育成ウマ娘として実装されることになりました。

アニメ終了というタイミングの関係でナリタトップロード予想が多い中での実装となったのでそちらに話題が持っていかれてしまっている感があるのはちょっと残念ですね;;

このページではヒシミラクルの史実紹介と性能解説を簡単にまとめています。

ヒシミラクル史実紹介

父:サッカーボーイ
母:シュンサクヨシコ
母父:シェイディハイツ
生涯成績:28戦6勝
獲得賞金:5億1498万9000円
主な勝ち鞍:菊花賞、天皇賞春、宝塚記念

同期にシンボリクリスエスやタニノギムレットがいる02世代

シンボリクリスエス・タニノギムレット・ファインモーションらと同期の02世代の菊花賞馬。ただギムレットは秋シーズン前に左前浅屈腱炎を発症して引退してしまったので直接対決は一度もありません。ファインとは有馬記念で一度だけ対戦経験があります。

父はナリタトップロードと同じサッカーボーイ(わざわざ絡めていくスタイルw)。サッカーボーイ自身は気性の影響で主にマイル戦で活躍しましたが血統的には長距離向きで産駒はこの両者を筆頭にむしろ中長距離で実績を上げているのが大きな特徴です。

初勝利に10戦かかる

デビュー戦の1200m戦で7着に敗れるとその後も3戦1200を使うもいずれも着外に惨敗。その後距離を延ばすと少しずつ着順を上げていき、タニノギムレットが勝利したダービーと同じ日の中京の未勝利戦を勝利して10戦目にしてようやく待望の初勝利。

未勝利脱出後は成績が安定し始めて2戦目で500万条件を卒業すると夏も休まず走り続けて9月の1000万下条件で3勝目を上げて菊花賞トライアルの神戸新聞杯に出走。ただシンボリクリスエスとの初対決となったこのレースは6着に敗れて菊花賞の優先出走権獲得はならず。

8分の3の抽選をくぐり抜けて菊花賞制覇

優先出走権がなく賞金的にも菊花賞出走は厳しい状況でしたが陣営は菊花賞の出走登録を強行。しかも当時のヒシミラクルはクラシック登録をしていなかったので(締め切り時点では未勝利かつ骨膜炎で放牧中)追加登録料200万を支払っています。この登録料は出走できなかったとしても戻ってはこないのでかなりのリスクがあったといえます。

ヒシミラクルが菊花賞に出走する為には8分の3の抽選をくぐり抜ける必要がありましたが抽選の結果見事に3枠の中に入ることに成功し念願の菊花賞のゲートに入ることができました。

この年の菊花賞はダービー1・2着のタニノギムレット(屈腱炎で引退)やシンボリクリスエス(天皇賞秋に出走)が不在の中、1番人気には皐月賞馬のノーリーズンが推されますが混戦という下馬評。春のクラシック未出走で重賞実績もないヒシミラクルは10番人気という評価でした。

レースは1番人気のノーリーズンがスタート直後に落馬するという大波乱の出だしとなり、前方ではこの年の宝塚記念で3着に入ったローエングリンが1000m通過58秒3という3000mとしては超のつくハイペースでレースを引っ張る展開。ヒシミラクルは後方待機から向こう正面で外に持ち出すと徐々に進出して前を吸収。第4コーナーに入る頃にはほぼ先頭に立ってそのまま直線に入り抜け出すと、最後は後方から追い込んだ16番人気ファストタテヤマをハナ差抑えて優勝。馬連でも96070円つく大波乱を演出しました。

3連敗後の天皇賞春

菊花賞でG1馬となったヒシミラクルでしたがその後出走した有馬記念は11着に惨敗。古馬になってからの初戦の阪神大賞典も12着に惨敗。そしてこの後中1週で産経大阪杯(当時はG2)に出走しますが7着に敗れて3連敗。中1週しか間隔がない阪神大賞典と大阪杯に両方出走して天皇賞春に臨むのはかなり異例のローテでした。

産経大阪杯から1か月後に天皇賞春に出走。この年は前年の年度代表馬シンボリクリスエスが不在でG1優勝経験馬もヒシミラクルとダンツフレームのみというやや手薄なメンバー。しかし3連敗で菊花賞勝利がフロック視されたヒシミラクルは7番人気に留まります。

レースはいつも通り後方を追走すると第3コーナーの下りを利用して進出。大外を回って直線に入ると無尽蔵のスタミナを生かしてジリジリ伸びて後続の追撃を振り切りG12勝目を上げました。

史上最高メンバーの宝塚記念とヒシミラクルおじさん

天皇賞春制覇後はマイルの安田記念への参戦を目指しますが断念して宝塚記念に出走。

この年の宝塚記念は昨年の年度代表馬シンボリクリスエス、G16勝のオールラウンダーアグネスデジタル、この年の二冠馬ネオユニヴァースをはじめ、他にもタップダンスシチーやダンツフレームといった強豪が揃い宝塚記念史上最高と呼ばれるメンバーが集結。

典型的なステイヤーと見られていたヒシミラクルに宝塚記念の2200mは短いのではないかという見方もありましたが、レース前日の土曜日時点でなんと単勝1.7倍の圧倒的1番人気になります。しかしこれはある人物(通称ヒシミラクルおじさん)の大口投票(1222万)の影響で最終的には6番人気で出走。

1222万円は安田記念(アグネスデジタル)の単勝馬券(130万円分)の払戻金をそのまま全額ヒシミラクルの単勝購入に充てたもので、130万円は日本ダービーのネオユニヴァースの単勝2.6倍を50万的中されたものではないかと言われたりしています

レースは距離が短い影響かいつも以上に鞍上の手が激しく動き傍目には苦しそうにも見えましたが、外から徐々に進出すると直線に入ってもその脚は衰えず、先に抜け出して脚が鈍ったシンボリクリスエスやタップダンスシチーを交わして外から強襲したツルマルボーイを抑えて見事G13勝目を挙げました(3度目の対決でシンボリクリスエスに初勝利)。

ヒシミラクルはG1を3勝していますがそのすべてが6番人気以下での勝利となります。

繋靭帯炎発症を発症して引退

宝塚記念を制したヒシミラクルは夏休みの後京都大賞典に出走。タップダンスシチーの2着に敗れますが、これまで実績のなかった鉄砲(休養明け)で結果が出たことでさらなる飛躍が期待されますがレース後に繋靭帯炎が発症していることが判明してそのまま休養。

1年後に復帰するも京都記念3着以外は全て惨敗し、天皇賞春16着後に繋靭帯炎が再発したことで引退することになりました。

残念ながら種牡馬としては人気が集まらず2010年に種牡馬を引退し今は余生を過ごしています。

タイプとしてはゴルシことゴールドシップに似た感じで向こう正面で激しく手が動き一見もう手ごたえがないように見えてそれでも最後までじりじり伸びてきて勝ち切るあたりまさにザ・ステイヤーという感じの個性的な馬でした。

ヒシミラクルの性能

ヒシミラクル評価


成長率:▲
適性:△
固有:△(継承×)
スキル:○
LOH:△~×
育成難易度:やや高
適性:長距離差し
目標:ジュニア0戦・クラシック2戦・シニア5戦 ※合宿被り無し
※クラシック5月後半までにファン8000人
初期評価:△
短評:よくいるハマれば強いタイプ
※☆>◎>○>>▲>△>×の順(☆と×は滅多につけないので実質5段階評価)
※実装直後は評価を修正する場合あり
※目標レースにメイクデビューは含めていません

適性と成長率

スーパークリークに続いて2人目の短距離マイルG適性。クリークと違って因子周回することはそれほどなさそうですが、仮にメイクラ型のシナリオが再び来た場合はかなり育成が難しくなりそうです。

成長率はアグネスデジタル同様4つにバラけている形。バランスがいいとも言えますが、器用貧乏とも言える感じ。賢さに成長率が振られていないので1枚だと賢さが少し欠損しやすくなるかもしれません。

サポカ編成は長距離想定でスピ2~3+スタミナ1+賢さ1~2+友人グルサポ0~1(グラマスは三女神1固定)という形が多くなりそうです(次長距離のレースイベントが来る頃には新育成シナリオが公開されて環境が変わっている可能性が高いですが)

固有スキル(Bang☆ミラクるわせ!)は長距離+人気薄で持続6秒のすごく族に

順位条件はチャンミ基準で4~6位LOHは5~8位発動場所は最終コーナー後半地点。長距離かつ4番人気以下で速度4500のすごく族に強化されます。

長距離の差し追込は無我夢中や迫る影で加速すると最終コーナー後半あたりで3位以内まで上がっていることも珍しくなく、逆にその段階で4位以下だとちょっと厳しいので固有としてはちょっと微妙感あり。新イベントリーグオブヒーローズとの相性もいいとは言えなさそうです。

条件を満たせれば持続6秒+速度4500と火力自体はかなり高いのでまあよく言われるハマれば強いタイプ。

最終コーナー後半と発動場所がある程度限定されているので、短距離マイル(終盤開始地点が最終コーナー後半のコースが多い)だと接続も期待できますが、初期Gから魔改造するのはかなりきつい(-_-;)

長距離かつ4人気以下なら継承でも速度2500だが・・・

長距離かつ4番人気以下であれば継承でも速度2500が残ります。

ただしヒシミラクルはマイルGなので親として使うのは相性ボーナス面でちょっと厳しく、発動条件的に安定もしないので継承優先度は低いと思います。

Bang☆ミラクるわせ!:持続6秒・速度2500(長距離+4人気以下で4500)

ヒシミラクルのスキル関連

一歩からは差し版強攻策千里の道の下位版

初期スキル
伏兵○(△)
小休憩(△)
一歩から(×)

一歩からは後述する新金スキル千里の道の下位版。白段階では速度500しかないので強攻策下位の早仕掛け同様下位版を積む必要はないと思います。

イベント

勝利イベント
十万バリキ(○)※ダービー勝利
ロックオン(○)※天皇賞春勝利

覚醒金スキルは決死の覚悟と新スキルルミネセンス

覚醒Lv2:京都レース場○(▲)
覚醒Lv3:リラックス(▲)⇒焦らず、気負わず(○)
覚醒Lv4:差し直線○(◎)
覚醒Lv5:千里の道(◎)⇒ちょっといいこと、集めて(◎)

リラックスを進化させるとすごく回復に強化

差し用の回復スキル。順位条件はチャンミ基準で4~9位LOHは5~12位)順位条件があるのでメンバーや展開次第で不発するリスクはあります。

進化させるとすごく回復に強化されるのでスタミナデバフに対する耐性は高くなりそうです。

進化条件1
7回以上お休みor持久力が回復するスキルを2個以上所持

進化条件2
スタミナor根性を600以上にする

千里の道は差し版強攻策

持続4秒の速度2500は追込の強攻策と同じなので差し版強攻策とも言えます。順位条件はチャンミ基準で4~8位LOHは5~11位)。最後方では発動しない模様。

進化させると速度3500になるのでかなり強力な中盤スキルとなります。

ただし前に行き過ぎると固有の順位条件を満たせなくなるのでそのあたり固有と噛み合っていない感あり。

スキル自体は優秀なので千里の道持ちのサポカが実装されればかなり強そうな感じがします(サポカが本命?)。

進化条件1
育成イベント「やります、やりますってば」で奇跡を期待して彼女に懸けるor速度スキル3個以上所持

進化条件2
菊花賞・天皇賞春勝利or差しスキルを2個以上所持

京都レース場○:スタミナ+40(◎+60)
リラックス:回復550→750
差し直線○:持続3秒・速度○1500・◎2500
千里の道:持続4秒・速度2500→3500

まとめ(ヒシミラクルを引くべきか?)

長距離でハマれば強い
順位や人気条件の関係で安定させるのは難しい
推しでなければスルー

固有の最大火力はかなり高いですが、それを出す為の条件が面倒かつ不発リスクもあるのでよく言われるハマれば強いタイプ。史実同様安定した成績を残せるタイプではなさそうです。

最も力を発揮できる長距離チャンミが終わったばかりというのもマイナス材料。

評価としては×よりの△という感じなので、推しでなければスルーで問題ないと思います。

ヒシミラクルガチャ結果

性能は完全に度外視して個人的な趣味のみで回しましたw


おはガチャと単発チケット30回で☆3が出ず、その後10連でもなかなか☆3が出ませんでしたが80連目にヒシミラクルが出てくれました。

確率的には下振れですが一番欲しかったものが100連以内で出てくれたのでよかったです(^▽^)/